台湾人類学者 慶応3年(1867)~大正14年(1925) 2017年は、台湾人類学の先駆者 伊能嘉矩の誕生150年という節目の年です。 伊能嘉矩は、慶応3年(1867)遠野南部氏の城下町遠野に生まれ、明治26年(1893)東京帝国大学の坪井正五郎から人類学を学びました。明治28年(1895)台湾に渡り、10年間にわたって先住民族の調査・研究を行いました。遠野に帰ってからは、台湾研究を進めるかたわら、柳田國男や佐々木喜善、ネフスキーなどの民族学者と交流し、『遠野物語』の成立にも影響を与えました。台湾研究の大著『台湾文化志』は、現在も国際的に高い評価を受けています。
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